「高度専門職」とは、日本の学術研究や経済の発展に貢献することが期待される、高度な専門的な能力を持つ外国人に対して許可される在留資格です。高度な専門知識や経験を持ち、日本の産業や社会に貢献できる外国人を積極的に受け入れるていくことで、日本のさらなる経済発展、国際競争力増進といったことを目指し創設されました。制限される活動の範囲が他の一般的な在留資格と比較すると大きく緩和されているところに特徴があります。
「高度専門職」には1号と2号があり、在留資格上は「高度専門職1号イ」「高度専門職1号ロ」「高度専門職1号ハ」「高度専門職2号」があります。
| 区分 | 特徴 |
| 高度専門職1号イ | 大学や研究機関などでの研究活動に従事した外国人が対象。論文発表、特許取得などの実績が評価される。 |
| 高度専門職1号ロ | 企業などでの高度な専門知識や技術を要する業務に従事している外国人が対象。特定の分野での高いスキルが求められる。 |
| 高度専門職1号ハ | 企業の経営者や役員など、高度な経営・管理能力を持つ外国人。高い年収と豊富な経験が要求される。 |
| 高度専門職2号 | 高度専門職1号の資格を一定期間取得し、日本の社会に貢献していることが認められた場合に与えられる。より長期的な在留や、活動範囲の拡大が認められる。 |