社員としてフィリピン人を呼び寄せたい。

フィリピン人の出国に必要な手続きがあります

高学歴で心優しいフィリピン人

他の東南アジアの国に比べ、フィリピンは大学卒の高学歴者が比較的多いように感じられます。しかしながら、フィリピンは出稼ぎ労働によって成り立っているお国柄ということもあり、国内で低賃金の就職口を探すより、海外での高収入を求めてメイドや建設現場での作業員といった学歴に見合わない職で頑張っている人が多いというのも実感としてあります。フィリピン人はカトリックが多いということも関係しているのか、困っている人がいれば手を差し伸べるといった優しい性格の人も多く、私の知っている女性は自分の生活が大変なのに友人にお金を貸してあげたりしていました。また、南国特有の明るい性格と何事も気にしない性格もあり、非常に気さくな国民性です。介護業界や建設現場での人手不足といったこともあり、フィリピン人を日本へ呼び寄せて働いてもらいたいという要望も年々増えてきています。

フィリピン人呼び寄せ時の注意点

この記事を書いている2018年10月現在、外国人を呼び寄せ、介護や建設現場で就労系の在留資格で働かせることは基本的にできません(日本人の配偶者等の身分系在留資格では可能です)が、新聞報道にもあるように今後法改正がなされ規制が緩和されていく可能性があり、フィリピンからの出稼ぎ労働者も増えていくのではないかと思われます。ただフィリピン人の場合、在留資格認定証明書を取得したからと言って、直ぐに来日させることが出来ないので注意が必要です。

POLOとPOEA

在留資格認定証明書が交付されたら、フィリピン大使館内にあるPOLO(Philippine Overseas Labor Office)に対し必要書類を提出し、雇用主がインタビューを受ける必要があります。一方、フィリピン側ではPOEA(Philippine Overseas Employment Administration)において、来日予定者が所定の講習を受けなければなりません。POLOに対する書類はすべて英語で作成しなければならず、日本語のもの、例えば法人の登記事項証明書は英語に翻訳する必要があります。また、通常の在留資格認定証明書同様、フィリピンの日本大使館で査証の申請もしなければならないため、入国までに日数を要することとなります。

一時帰国時の注意点

フィリピン人が一時帰国する際、POLOとPOEAの手続きを経て入国していたとしても、日本入国後に転職してしまっていたようなケースでは、フィリピンへ入国はできても出国が出来なくなり、再度POLOとPOEAの手続きをしなければなりません。また、本制度が始まる前に日本ですでに働いていたフィリピン人が一時帰国する際も同様ですので注意が必要です。

 

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