不動産を買えば、ずっと日本に移住できますか?

家を買ったら在留資格はもらえる?

「不動産を買って住めば在留資格をもらえますか?」

「マンションを購入して他人に貸せば、在留資格を取得できますか?」

といったご質問を受けることがあります。

日本は人は優しいし、治安も安定しているし、食べ物も美味しいし、古い建物や街並みがあって素敵だし、季節の移り変わりに風情があるし、漫画やアニメのサブカルチャーの発信地だし……外国の方が日本好きになって「日本に移住したい!」と思う気持ちも分かりますし、そう言っていただけることにとても嬉しく思います。

どんな在留資格が該当するのかを考えてみましょう。

家を買うということは投資するということだから、昔で言えば「投資・経営」、現在の「経営・管理」に当たるのではないかと想像するかもしれませんが、在留資格「経営・管理」のそもそもの目的は「外国人が事業を行うことで、日本人や永住者の雇用を創出し確保すること。そして利益が発生したらきちんと納税すること」です。さらに事業が発展し、より多くの日本人や永住者の雇用の創出や事業拡大により納税額が増えることを期待しています。

家を買うことは投資か?

通常の考えであれば、家を購入することは投資にあたるのかもしれませんが、在留資格を考える上では、雇用創出や納税額が増えることに直接繋がらないことから投資に当たらないことになります。

買った家を他人に貸せばよいのか?

家を一軒買って直ぐに賃貸に出せば、家賃収入も得られます。とはいえ、その金額は大きくても数百万円程度でしょうし、その金額が今後大きくなっていくということは考えられません。また人を雇って管理するというレベルでもないでしょう。

ビルを買って他人に貸せば?

一棟丸ごとビルを購入して、区分ごとに貸せばどうでしょう?そうなると反復継続してやる形になりますので、不動産業の免許が必要となってきます。宅建士をきちんと置く必要も出てきます。これであれば、「経営・管理」の在留資格が取得可能でしょうが、そうなると元々の「移住して気ままにやりたい」と行った目的とはずれてきてしまいます。

 

© 2014 L&P行政書士綜合事務所